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853
さる山|
平急須 後手/並細
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6,600
円
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さる山
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■デザイン|猿山修
■制作|東屋
■製造|高資陶苑(愛知県常滑市)
■素材|烏泥
■平急須 後手 烏泥/並細 約約幅17×奥行10.5×高7.9cm 容量約300ml
古陶磁、テーブルウェア等を扱う「さる山」は、2019年に閉店しましたが、デザイナーであり、デザイナーであり骨董商であり音楽家でもある猿山さんの仕事はつづいています。昨秋の展覧会「さる山スタイル2」より、代表的な「さる山」デザインを御紹介します。
平急須 後手......陶土にコバルト系顔料を加え、釉薬をかけず焼き締めた肌は、お茶の香りを蓄え、使い込むほど肌も味わい深くなります。
内部は、茶葉が十分に開くスペースを確保。薄く平たい陶板に細かな穴を開けた茶漉し部分は、目詰まりしにくい特殊な製法です。
蓋は、本体と擦りあわせる「蓋擦り」という工程を経ることで、密閉性が高く、茶葉を蒸らすのに必要な蒸気を逃さず、漏れにくいつくりに。ゴールデンドロップと呼ばれる最後の一滴まで、注ぎきることができます。
「後手(うしろで)」と呼ばれる持ち手は、日本茶のみならず紅茶、中国茶などにもよく合います。把手の小さな突起は、鋏についている指掛けをイメージしたもので、薬指か中指を引っ掛けて安定させると同時に、デザインのポイントにもなっています。
さる山さんから......四半世紀続けた「さる山」を閉じてから2年半の時が経ちました。来店くださっていたお客様と会う機会が減ってしまったことの喪失感は、想像していたよりも遥かに大きなものでした。日頃耳にしていた使い手の声はゆっくりと変化し、記憶に留まります。一方、道具と向き合う時間が増えたような気がします。物との対話が深まったように思うのです。このことが、相変わらず古物を漁り、新しい道具の開発に関わる中で、選択やデザインにどのような影響をもたらすのか。もしかしたらもう何かしら反映されているかもしれません。お客様がどう感じるか、やはり聞きたくなってしまうのです。(2021年「さる山スタイル2」展ウェブサイトより)
猿山修 Osamu Saruyama
1966年生れ。91年ギュメレイアウトスタジオを開始。グラフィック、プロダクト、及び空間デザインを手がける。96年以来、古陶磁を含むテーブルウェア等を扱う「さる山」と共棲。各地の窯元にデザインを提供し、陶工、金工等との共同制作も行なっている。一方、94年より演劇、映像及び展覧会のための作曲・演奏活動も行い、98年自身のレーベルよりコントラバス作品集 "pour contrebasse" を発売。2001年よりシアターカンパニー "ARICA" にて作曲・演奏を担当。2019年3月、麻布十番の「さる山」閉店。
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