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084
講座|高木崇雄|
工藝とはなにかー柳宗悦から4|
花は、笑みー花
- 販売価格(税込):
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3,500
円
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■日時……2016年6月18日(土)15時-17時■開場14時半
■場所……杉工場■福岡県うきは市吉井町249-1
■定員……30名
■内容……柳宗悦の工芸論を味読しながら「工芸性とはなにか」を知り、それをたとえば能楽、茶の湯、建築などにも見いだしてゆく講座です。工芸を鑑賞し、体験する会でもあります。
■講師……高木崇雄 たかき・たかお
「工藝風向」代表。1974年高知生れ、福岡育ち。京都大学経済学部卒業。2004年に「工藝風向」設立。柳宗悦と民藝運動を対象として近代工藝史を研究し、九州大学大学院芸術工学府博士課程修了。福岡民藝協会事務局。
■高木さんから
□「こうげい/工芸/工藝」という言葉が示す領域は広く、特にこの頃は、いささか混乱した状況にあるようです。そこで今回、そもそも「『工藝』を成り立たせるもの」としての「工藝性」とは何なのかについて、検討してみることにしました。その際、折にふれ参照されるのは、柳宗悦の仕事となるでしょう。
□なぜ柳宗悦か。それは、柳の試み自体が、1920年代から30年代にかけて、やはり混乱していた「美術ー工藝」の状況を整理するために行われた面があり、その状況に対して、柳の言葉は特に明晰であるからです。「もの」と「意味」の洪水のなかで溺れかけている時、柳の文章を読むと、水が引き、曇天の空からふと光が差し、ヤコブの梯子がすっと降りてきたかのように、明るい場所に導いてくれる趣があります。その照らされたちょっと小高い丘から、遥かに「もの」を眺めつつ、工藝とは何か、工藝性とはどこに宿るのか、見つめていきます。
□第4回は「花は、笑み」と題して、花のあれこれについて考えます。かつて民藝に関わった人たちは、往々にして「模様より模様を作らず」「仕事が仕事をしています」などと、重ねつつ意味をずらす言葉を用いますが、柳宗悦もまた、「花よりも花」であることこそ、工藝的な表現である、と指摘しています。その言葉の本意はどこにあるのでしょう。実際の花、抽象的な花、両者を往還しつつ考えていけたらと思います。
■青花の会より……回をかさねる講座ですが、各回ごとの受講でも理解できる内容です。お申込みいただいた方には受講票を郵送いたしますので、講座当日に御持参ください。お申込みの受付は本サイトのみ(クレジットカード決済)ですが、他の方法を御希望の方は下記までお知らせいただけましたら幸いです。
■問合せ……青花の会/新潮社
T03-3266-5378■F03-3266-5419■info@kogei-seika.jp