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676

講座|工芸と私56|
小林和人+山内彩子|
工芸店と画廊のいま

販売価格(税込):
3,500
関連カテゴリ:
*青花会員は2,500円で御参加いただけます(先日メイルでお送りしたURLからお申込みください。御不明の場合は以下へお知らせください)
info@kogei-seika.jp

日時……2021年12月7日(火)19時‐21時|開場18時半
場所……工芸青花|東京都新宿区横寺町31-13 一水寮101(神楽坂)
定員……15名


内容……作り手、売り手、使い手の方々と、「工芸」のことを考えるシリーズです。今回は、代々木上原と吉祥寺で工芸店をいとなむ小林和人さんと、麻布台で画廊をつづける山内彩子さんのお話です。小林さんは工芸店主としてはめずらしく、概念づくり(あらたな価値の創出)をこころがけているように思います。いっぽう山内さんはいまどき稀有なことに、SNSもオンラインショップもやらずにいながら作家と顧客の信頼が篤く、着実な運営をはたしています。前半は山内さん、後半に小林さんのお話をうかがいます。


講師……小林和人 Kazuto Kobayashi
1975年東京都生れ、海外と郊外で育つ。1999年にRoundabout(ラウンダバウト)を開き、2008年にOUTBOUND(アウトバウンド)を立ち上げる。2013年7月、物の「用」が胚胎する「具体的な機能」と「抽象的な作用」をテーマとした「用の図と地」展を開催。同年12月以降、「作用」という抽象的な概念を実際に体感してもらう場として「作用」展の開催を継続的に取り組んでいる。著書に『あたらしい日用品』(マイナビ)、共著に『「生活工芸」の時代』(新潮社)など。

講師……山内彩子 Ayako Yamauchi
1977年神奈川県生れ。上智大学文学部社会学科卒業。大学卒業後3年間出版社に勤務し、その後銀座の「ギャラリー無境」(2009年閉廊)に7年間スタッフとして勤務。この間にロベール・クートラスの作品と出合い、強く魅かれる。2010年、麻布台に「Gallery SU」開廊。ロベール・クートラスのほか、日本の現代作家の作品をジャンルを規定せず紹介している。


小林さんから……昨年の4月、緊急事態宣言の発令により1ヶ月のあいだ二つの店を休業するという、店舗の移転の際にすら経験をしなかった試練に直面しました。その期間は、却って時間に余裕が生まれ、立ち止まって物事を見つめ直し、「作用」について深く考える時間が得られ……という筈もなく、現実には食事と睡眠の時間以外の殆どを、支払いの資金捻出に充てていました(具体的にはオンラインストアの立ち上げと登録作業、公庫への融資依頼、雇用調整助成金の手続き、等々)。痛感したのは、「作用」がどうこうなどと考えることが出来るのは、あくまでも生命維持に必要不可欠の機能が最低限整った上ではないかという事です。実際に頭の中を大きく占めていたのは、お金(つまり機能)をどうするかという問題でした。ただ同時に(反対のことを言う様ですが)、OUTBOUNDの空間に並ぶ品々がもたらす作用によって気晴らしが生まれ、どうにか正気を保てたのではないかとも一方で思うのです。店を運営する他の方々はどうだったのか、今更ながら気になっています。色々な議題を共有する間柄であるGallery SUの山内彩子さんに、そのあたりの事などをお聞きしたいと考えております。

山内さんから……Gallery SUを開いて、今年の10月で丸11年が経ちました。2010年からの11年間というのは、未曾有の災害が続き、デジタル化は加速し、社会が大きく変動した歳月でした。ギャラリーという浮世離れした(と思われている)場所にいても、様々な変化の影響は受けざるを得ず、そのなかで自分は何を守っていくべきなのか、抗わなければならないものは何か、自問自答しつつ歩んできました。OUTBOUNDの小林和人さんは、年齢も開店した年も、ちょうど2歳先輩です。お互いのこの十数年の歩みを振り返りつつ、これからのギャラリーのあり方を考える機会となればと思います。


青花の会より……お申込みいただいた方には受講票を郵送いたしますので、講座当日に御持参ください。お申込みの受付は本サイトのみ(クレジットカード決済)ですが、他の方法を御希望の方は下記までお知らせいただけましたら幸いです。

問合せ……青花の会/新潮社
T03-3266-5378 F03-3266-5419 info@kogei-seika.jp
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