*青花会員は2,500円で御参加いただけます(先日メイルでお送りしたURLからお申込みください。御不明の場合は以下へお知らせください)
info@kogei-seika.jp
■日時……2021年11月10日(水)19時‐21時
■開場18時半
■場所……工芸青花
■東京都新宿区横寺町31-13 一水寮(神楽坂)
■定員……15名
■内容……訳書『中世ヨーロッパ─ファクトとフィクション』が話題の西洋史家、大貫俊夫さんを導き手に、西洋中世とはどんな時代だったのか、現代日本でそれを知ることにどのような意味があるのか、などをまなびます。以下はやはり西洋中世が専門の美術史家、金沢百枝さんから。
■■「大学の授業で、ペストも魔女狩りも中世の出来事ではない、というと驚かれます。大貫さん監訳の『中世ヨーロッパ』は、史料とは、事実とはなにかを考えさせられる本です。語り口のおだやかな大貫さんとともにまなぶ日を、私もたのしみにしています」(金沢百枝/美術史家)
■講師……大貫俊夫 Toshio Ohnuki
西洋中世史家。東京都立大学人文社会学部准教授。西洋中世史、主にキリスト教修道制を研究。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学、トリーア大学(ドイツ)博士課程修了。Dr. phil.。著書にOrval und Himmerod. Die Zisterzienser in der mittelalterlichen Gesellschaft (bis um 1350) (Trier, 2019)、訳書にアルフレート・ハーファーカンプ『中世共同体論 ヨーロッパ社会の都市・共同体・ユダヤ人』(柏書房、2018年)、ウィンストン・ブラック『中世ヨーロッパ ファクトとフィクション』(平凡社、2021年)。
■大貫さんから......みなさんは中世ヨーロッパについてどのようなイメージをお持ちですか? 勇壮な騎士、ユーモラスなロマネスク美術から魅力的な時代だと思う人もいれば、暴力にあふれ不潔でキリスト教を盲信する時代と思う人もいるでしょう。本講座では、史料を一緒に読み解きながら、中世にまつわるファクトとフィクションの問題を考えていきます。
■■中世ヨーロッパの修道士について、現代日本に生きる私たちは一定のイメージを持っているように思います。静寂の聖堂や回廊で祈りの時間を大切にし、写字室では黙々と美しい写本を作る。街に出た托鉢修道士は雄弁な説教で人々を魅了し、中世末になると堕落の一途をたどる、など。今回は、一次史料を読み解きながら修道生活の実態を再現したいと思います。
■青花の会より……回をかさねる講座ですが、各回ごとの受講でも理解できる内容です。お申込みいただいた方には受講票を郵送いたしますので、講座当日に御持参ください。お申込みの受付は本サイトのみ(クレジットカード決済)ですが、他の方法を御希望の方は下記までお知らせいただけましたら幸いです。
■問合せ……青花の会/新潮社
T03-3266-5378
■F03-3266-5419
■info@kogei-seika.jp