■公開……2021年7月29日-10月31日/約90分
*公開期間後は御購入者も本講座(動画)を視聴できなくなりますので御注意ください
*冒頭部分(約15分)は以下で御覧いただけます
https://youtu.be/GBDna7neLn8
■内容……作り手、売り手、使い手の方々と、「工芸」のことを考えるシリーズです。今回は、7月30日から8月3日まで神楽坂の「工芸青花」で開催する「骨董の歴史 :地母神と偶像」展(以下)を機に、骨董商の毛涯達哉さんと、美術史家の金沢百枝さんにお話をうかがいました(前半が毛涯さん、後半が金沢さんのお話です)。
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20210701.html
■講師……毛涯達哉 Tatsuya Kegai
古美術商。1980年東京都生れ。東北大学で古環境学、古生物学を専攻。大学院中退後、クラシック音楽関係の会社に就職。仕事の合間に独学でロシア語を習得し、2014年にサンクトペテルブルクへ移住。ロシア内外を旅しつつ、オリエント及びロシア正教の美術品を紹介している(屋号は「神 ひと ケモノ」)。ロシアではアマチュア・ピアニストとしても活動。
■講師……金沢百枝 Momo Kanazawa
美術史家。多摩美術大学美術学部芸術学科教授。西洋中世美術、主にロマネスク美術を研究。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。理学博士・学術博士。2011年、島田謹二記念学藝賞。2016年、サントリー学芸賞。著書に『ロマネスク美術革命』(新潮社)、『ロマネスクの宇宙 ジローナの《天地創造の刺繍布》を読む』(東京大学出版会)、共著に『イタリア古寺巡礼』シリーズ(新潮社)。
■毛涯さんから......古代の地母神や偶像は、人類史初期の信仰に基づく創作物です。女性が象られることが多く、豊穣を司るもの、と一般に解釈されていますが、どのように使われたかはほとんど解明されていません。生命感あふれる有機的なかたち、もしくは幾何学的なかたちをした偶像たちは、文明社会では失われがちな「本能的造形感覚」で作られたものだからこそ、我々を惹きつけるのではないでしょうか。本講座では、世界各地で発見された地母神、偶像から読み取れること、またそれらの神々の「習合」の変遷や、キリスト教の聖母子との関係など、ご紹介したいと思います。
■金沢さんから......私たちのはるかな祖先がマンモスの牙や歯、石や粘土をつかって女性像をかたどったことに、感慨をおぼえます。死ととなりあわせだった時代、子どもを産み家族をふやすことは、現代とはことなる意味をもっていたでしょう。しかし、現代にもつうじる思いもあったはずです。災いから護ってほしい、事がうまくはこんでほしい……。氷河時代の美術からはじめて、人類史をたどりながら、地母神から聖母にいたる系譜をお話します。
■青花の会より……お申込みいただいた方には本講座のURLとパスワードをお知らせします。御購入のさい、アカウント登録とログインが必要です。アカウント登録は以下よりお願いいたします(初回のみ)
https://shop.kogei-seika.jp/entry/kiyaku.php
■決済(クレジットカード)完了後「my page」(以下)より、URLとパスワードをダウンロードしてください(メイルでもお知らせします)
https://shop.kogei-seika.jp/mypage/
■問合せ……青花の会/新潮社
T03-3266-5378
■F03-3266-5419
■info@kogei-seika.jp