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470

講座|工芸と私46|広瀬一郎+井出幸亮|
「生活工芸」前史としての1970年代:
工芸とサブカルチャア

販売価格(税込):
3,500
関連カテゴリ:
*青花会員は2,500円で御参加いただけます(先日メイルでお送りしたURLからお申込みください。御不明の場合は以下へお知らせください)
info@kogei-seika.jp

日時……2020年12月4日(金)19時‐21時開場18時半

場所……工芸青花東京都新宿区横寺町31-13 一水寮101(神楽坂)

定員……15名

内容……作り手、売り手、使い手の方々と、「工芸」のことを考えるシリーズです。今回は、西麻布の工芸店「桃居」主人の広瀬一郎さんと、「折衷時代の美術と工芸」を標榜する雑誌『Subsequence』編集長の井出幸亮さんの対談です。
■■「生活工芸」の羅針盤だった古道具坂田の開店は1973年。「生活工芸」の代表作家である三谷龍二さんは1970年に大学1年。美術家の村上隆さんは「生活工芸」を「はっぴいえんど」(1969/70-72年)的と論じています。
■■桃居の開店は1987年ですが、広瀬さんは70年代東京を編集者、カフェ店主としてすごしています。生活工芸派の作家たちの重要性をいちはやく言表してきた広瀬さんの思考の素には、70年代体験があるのではないか。というのが井出さんと私の考えで、そこを訊いてゆけたらと思っています。

講師……広瀬一郎 Ichiro Hirose
1948年東京都生れ。慶応義塾大学卒業後、出版社勤務、飲食店経営を経て、1987年、工芸店「桃居」開業。共著に『工芸批評』(新潮社青花の会)他。

講師……井出幸亮 Kosuke Ide
1975年大阪府生れ。古今東西のアーツ&クラフツを扱う雑誌『Subsequence』(cubism inc.)編集長。雑誌『POPEYE』『BRUTUS』(ともにマガジンハウス)ほか、さまざまな媒体で編集・執筆活動中。主な編集仕事に『ミヒャエル・エンデが教えてくれたこと』(新潮社)、『ズームイン! 服』(坂口恭平著/マガジンハウス)、『細野観光 1969-2019 細野晴臣デビュー50周年記念展オフィシャルカタログ』(朝日新聞社)など。『「生活工芸」の時代』『工芸批評』(ともに新潮社)などで工芸文化についての論考を執筆している。

広瀬さんから......2020年の現在から1970年を振り返ると、なんと半世紀も前の時間に向かい合うことになる。深い霧の向こうに霞む得体の知れない時間に思えてくる。しかし、70年代のどこかに「現在」につながる戦後の屈曲点があったと僕は確信している。
■■70年代の前半までは「戦後」という言葉にリアリティがあった。しかし、70年代の後半にいたると社会と文化の様相が一気に変容する。重く厚手の暗い色のコートが脱ぎ捨てられ、軽い薄手の明るい色のセーターが街に溢れた。60年代までになかった新しい消費文化が席巻する。と同時に戦争の影と敗戦の瓦礫の記憶は急速に消去されていった。
■■あそこで得たものと失ったものを計量しながら僕は40年生きてきたような気がする。縁あって工芸の周辺で仕事をするようになり、工芸の歴史を多少なりとも考え始めたとき、現在の工芸を喚びだす因子が70年代に胚胎していたことに思いあたり半ば驚き、半ば納得した。
■■70年代後半に生じたなにごとを解明することは「私たちの現在」に向かい合うことだと思う。

井出さんから......1974年春、村上春樹が早稲田大学の在学中、国分寺にジャズ喫茶をオープンするその前年。慶應義塾大学を卒業後、勤めた会社を1年で退社した広瀬一郎さんは、神田・神保町にコーヒー専門店を開かれています。高度経済成長期の「年功序列・終身雇用」の社会から言わば“ドロップアウト”するかのように、文化的な趣味の延長線上にあるような「小商い」を始めた彼らこそは、インディペンデント・ショップ第一世代と言えるでしょう。
■■欧米のサブカルチャー&ライフスタイルの定着、消費社会の到来と若者マーケティング、ヒッピー~ニューエイジ的な自然志向……1970年代日本に起こった社会の変化こそが、2000年代以後に勃興した「生活工芸」のムーブメントを準備したものではないか。そんな仮説をもとに、時代の重要な証言者である広瀬さんにお話しを伺いたいと思います。

青花の会より……お申込みいただいた方には受講票を郵送いたしますので、講座当日に御持参ください。お申込みの受付は本サイトのみ(クレジットカード決済)ですが、他の方法を御希望の方は下記までお知らせいただけましたら幸いです。

問合せ……青花の会/新潮社
T03-3266-5378F03-3266-5419info@kogei-seika.jp
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