*青花会員は10,000円で御参加いただけます(先日メイルでお送りしたURLからお申込みください。御不明の場合は以下へお知らせください)
info@kogei-seika.jp
■日時
1|2020年7月21日(火)19-21時
2|2020年8月18日(火)19-21時
3|2020年9月1日(火)19-21時
■場所……工芸青花
■東京都新宿区横寺町31-13 一水寮(神楽坂)
■定員……15名
■内容……ギリシア・ローマ神話は聖書とともに、西洋の美術工芸を鑑賞するうえで大事な知識です。それだけでなく、「民主主義 democracy」の語源がギリシア語(demokratia)であるように、古代ギリシアの歴史、文化をいま学ぶことは、現代社会を生きる私たちひとりひとりの糧になるはずです。講師は西洋古典学者の河島思朗さん。画像も多く、わかりやすいと好評だった青花講座の新シリーズです。
■講師……河島思朗 かわしま・しろう
西洋古典学者。1977年生れ。京都大学大学院文学研究科准教授。西洋古典文学、とくにラテン文学、ギリシア・ローマの神話を研究。首都大学東京人文科学研究科単位取得退学。博士(文学)。著書に『基本から学ぶラテン語』(ナツメ社)、共著に『パストラル―牧歌の源流と展開』『ホメロス『イリアス』への招待』(共にピナケス出版)など。
■河島さんから......古代ギリシア・ローマの神話や文化を知る新しいシリーズです。3回にわたり古代ギリシアの詩人ホメロスが作った『イリアス』の世界を見つめます。
■■『イリアス』は紀元前8世紀ころに作られた叙事詩で、現存するヨーロッパ最古の文学作品です。口承によって伝えられた詩ですが、全24巻もあります。トロイア戦争の伝説を題材としているので、わたしたちが読むことのできるギリシア最古の神話でもあります。アキレウスやヘクトール、アイアースなどの英雄たちが活躍する世界、オリュンポスの神々がとりまく世界です。
■■『イリアス』は古い神話を伝える物語ですが、文学作品としての完成度がとても高く、ヨーロッパ文学のなかでもっとも重要な作品のひとつでもあります。戦争を題材としていますので、人間の生と死が如実に表されます。そこでは「生きるとは何か」が問われています。
■■第1回は『イリアス』が織りなす世界を概観し、文学作品としての特性と主題を明らかにします。それは、いま、わたしたちがこの作品を読む意味を問い直すことになります。第2回は『イリアス』に描かれる運命に着目し、人間の死、そして生の在り方について考えます。第3回は神々と人間のかかわりを見つめ、ギリシア神話が息づく文化に触れます。全3回の講座を通じて、2800年間世界中で読まれつづけた『イリアス』を味わいます。
■青花の会より……お申込みいただいた方には受講票を郵送いたしますので、講座当日に御持参ください。お申込みの受付は本サイトのみ(クレジットカード決済)ですが、他の方法を御希望の方は下記までお知らせいただけましたら幸いです。
■問合せ……青花の会/新潮社
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