*青花会員は3,500円で御参加いただけます(先日メイルでお送りしたURLからお申込みください。御不明の場合は以下へお知らせください)
info@kogei-seika.jp
■日時……2020年2月20日(木)18時半‐20時半■開場18時
■場所……自由学園明日館ホール■東京都豊島区西池袋2-31-3(目白)
■定員……50名
■内容……講座「キリスト教美術をたのしむ」でもおなじみの美術史家・金沢百枝さんと、旧知の歴史家・小澤実さんの対談です。ふたりはこれまで『芸術新潮』のロマネスク特集、『イタリア古寺巡礼』3部作、そして『工芸青花』のロマネスク連載と、美術史と歴史ということなる観点から、西洋中世のロマネスク時代/様式について解説してきました。やはり両者が執筆したスイス・ロマネスク特集掲載号の『工芸青花』13号刊行(2020年1月末)を機に、あらためてそれぞれのロマネスク観をうかがいます(前半は小澤さんの講話、後半に対談をおこないます)。
■講師……金沢百枝 かなざわ・ももえ
美術史家。東海大学文学部ヨーロッパ・アメリカ学科教授。西洋中世美術、主にロマネスク美術を研究。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。理学博士・学術博士。2011年、島田謹二記念学藝賞。2016年、サントリー学芸賞。著書に『ロマネスク美術革命』(新潮社)、『ロマネスクの宇宙 ジローナの《天地創造の刺繍布》を読む』(東京大学出版会)、共著に『イタリア古寺巡礼』シリーズ(新潮社)など。青花の会編集委員。
■講師……小澤実 おざわ・みのる
歴史家。立教大学文学部史学科教授。西洋中世史を研究。1973年愛媛県生れ。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程単位取得退学。共編著に『ヨーロッパの中世3 辺境のダイナミズム』(岩波書店)、『イタリア古寺巡礼』シリーズ(新潮社)、『北西ユーラシアの歴史空間』(北海道大学出版会)、『アイスランド・グリーンランド・北極を知るための65章』(明石書店)など。
■金沢さんから……新潮社のスガノさんとロマネスクの旅をはじめて14年が経ちました。小澤さんには2回めのノルウェーからずっと「歴史」の章を書いていただいています。ロマネスクの美術は国や地方が違ってもあるていど共通性があるけれど、歴史はそれぞれ異なるのでたいへんなはずなのに、おつきあいいただいて感謝しています。講座では、半ばの総集編として、歴史と美術史という異なる立場からロマネスクについて語りあいたいと思います。
■小澤さんから……金沢さんの文章と菅野さんの写真に随伴して10年になります。歴史学者はともすれば文書とにらめっこをするだけで一生が終わってしまうのですが、古寺巡礼におつきあいさせていただいたおかげで、中世を全身で感じる経験を幾度も積ませてもらいました。今回は、そんな歴史家の感じた古寺巡礼をお話しできれば、と思います。
■青花の会より……お申込みいただいた方には受講票を郵送いたしますので、講座当日に御持参ください。お申込みの受付は本サイトのみ(クレジットカード決済)ですが、他の方法を御希望の方は下記までお知らせいただけましたら幸いです。
■問合せ……青花の会/新潮社
T03-3266-5378■F03-3266-5419■info@kogei-seika.jp