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294

講座|工芸と私35|
加藤朝美+金沢百枝|ローマと私

販売価格(税込):
3,500
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■日時……2019年10月25日(金)19時-21時■開場18時半

■場所……一水寮悠庵■東京都新宿区横寺町31-13(神楽坂)

■定員……25名

■内容……作り手、売り手、使い手の方々と、「工芸」のことを考えるシリーズです。今回は10月25日より開催する「ローマ:加藤朝美」展(以下リンク参照)にあわせて、ローマ在住の彫刻家・加藤朝美さんと、加藤さんとは旧知の美術史家・金沢百枝さんの対談をおこないます。
https://www.kogei-seika.jp/gallery/20191001.html

■講師……加藤朝美 かとう・あさみ
彫刻家。ローマ在住。1952年埼玉県生れ。名古屋芸術大学彫刻科卒業後、ローマ国立美術学校彫刻科でエミリオ・グレコに師事。1997-99年、名古屋芸術大学教授を務める。ローマ、ベネツィア、シチリア、ドロミテ等の街景、風景を主題に制作を続ける。カーギャラリー(ニューヨーク)、渋谷西武工芸画廊(東京)、シテデザールギャラリー(パリ)、ラディン美術館(イタリア)、恵埜画廊(山形)他で個展。

■講師……金沢百枝 かなざわ・ももえ
美術史家。東海大学文学部ヨーロッパ・アメリカ学科教授。西洋中世美術、主にロマネスク美術を研究。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。理学博士・学術博士。2011年、島田謹二記念学藝賞。2016年、サントリー学芸賞。著書に『ロマネスク美術革命』(新潮社)、『ロマネスクの宇宙 ジローナの《天地創造の刺繍布》を読む』(東京大学出版会)、共著に『イタリア古寺巡礼』シリーズ(新潮社)。青花の会編集委員。

■加藤さんから……ローマの街の美しさに感動して住みはじめたのに、いざ生活すると実に住みづらい。長く延びる古代の水道橋に気兼ねして線路は曲がり、凸凹の石畳の道は車の乗心地が悪いのに、敷石を組み直して再利用し続ける。旧市街の狭い門も、渋滞になると有無を言わせず侵入禁止にしてしまう。でも、増え続ける観光業者や「不便だ」とすぐ文句を言う現代人のエゴにも負けず、地道に修復を行なうことで「永遠の都」であり続け、街の魅力が守られてきたんですね。
■■たまに早朝の仕事で靄がかる水道橋に出くわしたり、真夜中、ライトアップされた遺跡の勇姿を見ると、古代にタイムスリップしたような感動をいまだに与えてくれる町、ローマ。そんなお話が出来たらいいなと思っています。
■■■しかし問題は、ぼくの怪しい日本語と不確かな歴史の知識、さらには独りよがりのイタリア人の友達から聞いた話ばかり......。でも、今回は金沢モモ先生と御一緒ですから、たとえぼくが歴史的事実から大きく外れてしまっても、安心して聴いていただけるので、ぜひ御来場いただきたいと思います。

■金沢さんから......加藤朝美さんとは知りあって10年ほどですが、イタリアに行くと(あるいは加藤さんの帰国時に)必ず会うので、わたしは勝手に親戚のように思っています。ダジャレ好き、シベリアンハスキー似でダンディなブロンズ彫刻家です。ローマで会う加藤さんほど頼もしい存在はいません。町にとけこみすぎて、待合せしても見つからないほど! ローマについて、イタリアの人たちについて、加藤さんの話をうかがっていると、仕合せな生きかたって何だろうと考えさせられます。
■■そんな加藤さんの作品の面白さは、彫刻で風景をテーマにしていること。風景画ではなく立体で造る。町への愛ゆえでしょうか。人の視点と俯瞰的視線が溶けあっています。ドロミテの山々からは森のざわめきが、ボローニャのポルティコからは石畳を歩く足音が聞こえてくるようでした。今回の展示は「ローマ」がテーマ。どんな作品が並ぶのか、いまから楽しみです。

■青花の会より……お申込みいただいた方には受講票を郵送いたしますので、講座当日に御持参ください。お申込みの受付は本サイトのみ(クレジットカード決済)ですが、他の方法を御希望の方は下記までお知らせいただけましたら幸いです。

■問合せ……青花の会/新潮社
T03-3266-5378■F03-3266-5419■info@kogei-seika.jp
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