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247
講座|工芸と私24|
井出幸亮+三品輝起|
すべては雑貨?
- 販売価格(税込):
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3,500
円
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■日時……2018年9月18日(火)19時-21時■開場18時半
■場所……一水寮悠庵■東京都新宿区横寺町31-13(神楽坂)
■定員……25名
■内容……作り手、売り手、使い手の方々と、「工芸」のことを考えるシリーズです。今回は現代雑貨論。編集者の井出幸亮さんと、西荻窪の雑貨店「FALL」の三品輝起さんの対談です。きっかけは三品さんの著書『すべての雑貨』(夏葉社)でした。現代日本という超高度な消費社会において、はたして「雑貨化」の波にのみこまれないものなどあるのか。そもそも「雑貨」とはなにか。
■講師……井出幸亮 いで・こうすけ
編集者。1975年大阪府生れ。雑誌『BRUTUS』『POPEYE』(ともにマガジンハウス)ほか雑誌、書籍その他で編集・執筆活動中。著書に『アラスカへ行きたい』(石塚元太良との共著/新潮社)。主な編集仕事に『ズームイン、服』(坂口恭平著/マガジンハウス)、『My Archive』(中村ヒロキ著/マガジンハウス)など。『「生活工芸」の時代』(三谷龍二編/新潮社)では日本雑貨論を執筆。
■講師……三品輝起 みしな・てるおき
1979年京都府生れ。愛媛県出身。法政大学経済学部卒業。2005年より西荻窪にて雑貨店「FALL」を経営する。音楽活動もおこない、2012年にCD『オフシーズン』(ロンダード)をリリース。同年、OUTBOUNDにてリリース記念の展示を開催。2017年4月、初の著書となる『すべての雑貨』(夏葉社)を刊行する。
■井出さんから……三品輝起さんの著書『すべての雑貨』(夏葉社)を読んで、衝撃を受けました。「雑貨」というキーワードを通じて、「超」高度資本主義をベースにした現代の消費社会を見通し、相対化しようとするようなその視点に、自分が以前から考え続けてきたコンセプトにかなり近いものを感じたから。しかも、僕はこうした消費社会に近しいメディアの周辺で活動するいち編集者に過ぎませんが、三品さんはまさにその「現場」である雑貨店のオーナーです。「参与観察」と「当事者研究」の邂逅、とは冗談ですが、三品さんとの対話を通じて、自分の周囲を取り巻いているこの社会のあり方に興味と疑問を感じているみなさんと共に考える良い機会になればと思います。
■三品さんから……以前、雑貨屋の小さな帳場のなかで「雑貨とはなにか」を考えました。そこでは雑貨をこう定義しています。「先回りしてせこい答えを用意すれば、雑貨感覚によって人が捉えられるものすべて、ということになるだろう。人々が雑貨だと思えば雑貨。そう思うか思わないかを左右するのが、雑貨感覚である。トートロジーだろうか」。そしてあらゆる物が雑貨として流通し、消費されていくことを「雑貨化」と呼びました。ここでなにより重要なことは、雑貨化に聖俗の区別はなく、だれしもが逃れられない、ということです。俗物だから雑貨化している、ということはありえない。あたかも雑貨化していないかのようにふるまうことはできたとしても。さて、ほんとうにそうなのか。井出さんとざっくばらんにあれこれ考えてみたいと思います。
■青花の会より……お申込みいただいた方には受講票を郵送いたしますので、講座当日に御持参ください。お申込みの受付は本サイトのみ(クレジットカード決済)ですが、他の方法を御希望の方は下記までお知らせいただけましたら幸いです。
■問合せ……青花の会/新潮社
T03-3266-5378■F03-3266-5419■info@kogei-seika.jp