■日時……2017年11月26日(日)15時-17時■開場14時半
■場所……一水寮悠庵■東京都新宿区横寺町31-13(神楽坂)
■定員……30名
■内容……作り手、売り手、使い手の方々と、「工芸」のことを考えるシリーズです。今回は11月23日より神楽坂で開催する「工芸と青」展(以下のリンク参照)にあわせて、美術史家の金沢百枝さんを聞き手に、本展出品者であるテンペラ画家・今村友宣さんのお話をうかがいます。
http://www.kogei-seika.jp/gallery/20171101.html
■講師……今村友宣 いまむら・とものぶ
画家。1974年静岡県生れ。明治大学理工学部応用化学科卒業。油彩画を高橋亮馬氏に、テンペラ画を石原靖夫氏に学ぶ。古典技法による絵画制作に従事。
■講師……金沢百枝 かなざわ・ももえ
美術史家。東海大学文学部ヨーロッパ文明学科教授。西洋中世美術、主にロマネスク美術を研究。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。理学博士・学術博士。2011年、島田謹二記念学藝賞。2016年、サントリー学芸賞。著書に『ロマネスク美術革命』(新潮社)、『ロマネスクの宇宙 ジローナの《天地創造の刺繍布》を読む』(東京大学出版会)、共著に『イタリア古寺巡礼』シリーズ(新潮社)。青花の会編集委員。
■今村さんから……中世イタリアの黄金背景テンペラ画。その制作過程を紐解きながら、金箔の装飾技法、卵黄の絵具、青い顔料のお話をします。
■金沢さんから……テンペラ画は中世から初期ルネサンスのヨーロッパで一世を風靡した技法です。卵黄を顔彩の固着剤として用いるのですが、金箔に刻印を施すなど、工芸的な技法といえます。今村さんはフィレンツェでの絵画修行を経て、失われた技法を蘇らせつつ作品を描き続けています。今回はシモーネ・マルティーニやフラ・アンジェリコの祭壇画などを例に、テンペラ画の描き方、青(ウルトラマリンブルー)の精製法などを解説していただきます。
■青花の会より……お申込みいただいた方には受講票を郵送いたしますので、講座当日に御持参ください。お申込みの受付は本サイトのみ(クレジットカード決済)ですが、他の方法を御希望の方は下記までお知らせいただけましたら幸いです。
■問合せ……青花の会/新潮社
T03-3266-5378■F03-3266-5419■info@kogei-seika.jp